アトリエシルクの介護日記 9/3

昨日まで覚えていたことが、すっぽり抜け落ちるように記憶が無くなっていたり、忘れていたと思っていたものが思いだされていたり…
人間の記憶とゆうものが、こんなに出たり入ったりするものなのかと日々驚かされていました。

私は驚くだけで済みますが、初期症状の頃は、本人にしてみれば恐怖さえ覚える日々だったかもしれません。
ヘルパーさんに毎日来ていただいていますが、今いる場所が自分の家なのかどうかも分からず、毎日知らない人が来て、なんやかんやと家の中を忙しそうに動き回っている…
あげく、なんだか知らないうちに車でお迎えが来て、乗せられたと思ったら、知らないところで降ろされ、知らない人に囲まれて運動、昼食、入浴…
また車に乗せられ自分の家らしき所で降ろされる…

うわっ?!文章におこしてみると、かなり怖い体験((+_+))

二年半たったころからか、分からないことも分からない状態になり、一時期のイライラやストレス、不安からも解放されてきたようで、穏やかにふわっと過ごしています。
それでも自分にとって嫌なことを言われていたりするのは分かって怒ったり、楽しいと思えることを話すと笑顔になったりします。
もちろん話なんてかみ合いません。
それでも今は良いかなぁと…

出来るだけ穏やかに、自宅で生活が出来るよう、たくさんの人の手を借りて、ゆるゆる介護出来たら良いかなぁ(^-^;